メタルジグは狙える魚の範囲が広いのが魅力的なルアーです。
しかし、着底させてから巻き上げることが多いため、その分根がかりなどでロストしてしまうことが多いですよね。
特に新しいジグをロストしてしまったときはかなりテンションがさがります。
初心者ほどジグをロストすることが多いので、釣具屋にあるようないわゆる釣れるメタルジグは、中々手が出し辛い値段かと思います。
今回は、オルルド釣具の格安メタルジグを買ってみたので、使用感や性能を解説します!
高いジグと安いジグの違い
高いジグと安いジグの最も大きな違いは素材です。
高いジグは比重の高いタングステンが使用されています。
一方、安いジグはほとんどが鉛でできています。
比重が高いということは、硬いということなので、高いジグのほうが安いジグよりも傷つきにくく、変形しづらいです。
加えて、剝がれにくい塗装が施行されていることが多いため、比較的長く使用できます。
また、比重が高い方が重いので、同じ重さでも高いジグの方が比較的小さく作ることができます。潮流に流されにくいため着底もはやく、飛距離が出やすいのが特徴です。
格安ジグの中でも屈指の安さを誇るオルルド釣具
ジグの重さなどにもよりますが、一般的な釣具屋の6~7割の価格で購入できます。
実際、私は80グラムのメタルジグ8つを3,088円で購入したので、1つあたり386円で買った計算になります(トレブルフックとシングルフック2つ付き)。
通常、80グラムのメタルジグであれば、安くても600円はしますよね。
386円というと、釣具屋に売ってある1つサイズの小さい60グラムメタルジグの最安値ぐらいの価格です。
コスパ最強といえばダイソーの100円メタルジグですが、重さは40gまでです。
ダイソーがカバーしていない60g以上のメタルジグであれば、メジャークラフトのジグパラなどもありますが、それでもオルルド釣具のほうが100円以上安いです。
60g以上のメタルジグであれば、オルルド釣具がコスパ最強でしょう。
いかにうまく釣りをしようとも、釣りに行けば行くだけロストする回数も増えます。
釣りをすることとジグを失うことは表裏一体なので、安いジグはありがたいですよね。
塗装
塗装については、剥げやすい、塗装ムラがあるなどの批判的な意見が多いようですが、2回実釣した結果が上の画像です。
う~ん、確かに剥げやすいように感じますね。
裏も同様に剥げています。
今回はあえてコーティングせずに使用してみましたが、塗装の強弱はコーティングすれば関係ないので、塗装が弱いことは個人的には気になりません。
塗装ムラは気付きませんでしたが、そもそも気にする必要がないと私は思っています。
理由は、魚の視力は、0.1~0.2ぐらいしかないからです。
特に視力のいいカツオやマグロなどの回遊魚でも0.5程度です。
人間でいうと、視力0.1~0.5はメガネやコンタクト必須のぼやぼや状態です。
そう考えると、魚からしたらジグなんてぼやけていてシルエットと色しか認識できていないような状態なわけです。
フック
批判の多いフックですが、確かにかかりが甘いような気もします。
爪に立てても引っ掛かりません。
とはいっても、鋭くないならシャープナーで研げばいいだけですから正直全く問題ありません。
返しもしっかり機能しています。
錆については、いいジグと比べると確かに錆びやすいです。
丸一日釣りをしたときは、朝使ったジグのフックが夜には錆びていました。
とはいえ、錆止めのコーティングをすればいいだけですからこちらも問題ありません。
フック自体が柔くて曲がった、針先がすぐに潰れたということもないので十分実用レベルです。
根がかりを極力さけたいのであれば、トレブルフックをシングルフックに変えてしまえば大丈夫です。
釣果
それで実際釣れるの?ということですが、普通のジグと遜色なく釣れます。
実際、アジやサバ、サゴシ、ハタなど10匹ぐらい釣れました。
アクションも問題なく大満足です。
安いので、岩場で根掛かりしやすい場所でもガンガン攻められるのでありがたいです。
トレブルフックはシングルフックにしてあげればロスト率もかなり軽減できます。
オルルド釣具 メタルジグのまとめ
オルルド釣具のメタルジグの性能は次のとおりでした。
●ほかのジグと遜色なく釣れる
●塗装は弱いがコーティングすれば問題なし
●フックの掛かりは甘いが研げば問題なし
●フックは錆びやすいがコーティングすれば問題なし
よくいわれているデメリットは、一手間かければ問題ないものばかりでした。
その一手間を面倒と捉えるかは人ぞれぞれですが、初心者には間違いなくおすすめのメタルジグです。