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種類が多くてわからない!
マツダの代名詞であるCXシリーズ。
CX3やCX5など、CXと数字という名前の付け方なので、なかなか覚えられず違いが分かりづらいですよね。
今回は、マツダユーザーの私がCXシリーズの種類と違いについて解説します。
この記事を読めば、
CXシリーズの違い
などが分かります。
マツダCXシリーズ

CXシリーズは、マツダが手掛けるSUVに属する車のことです。
「CX」の由来は、Cがクロスオーバー(CrossOver)、Xがスポーツカーを意味しており、走りと快適性に特化した街乗り向けのSUVとなっています。
CXに続く数字は、車両のサイズを意味しており、数字が大きいほど車も大きくなります。
桁が2桁になると、同じ1桁の数字よりサイズが大きく、その上の1桁の数字の車種よりは小さいサイズになります。
例をあげると、CX-30はCX-3より大きく、CX-5より小さいです。
以下の表は、シリーズの一覧です。
シリーズ名 | 備考 |
CX-3 | 最終モデル(次期モデルの生産なし) |
CX-4 | 中国のみの販売 |
CX-30 | |
CX-5 | 2021年12月ビッグマイナーチェンジ |
CX-50 | 北米で2022年春から発売中 |
CX-60 | 2022年9月から発売 |
CX-7 | 2012年生産終了 |
CX-70 | 北米で発売予定 |
CX-8 | |
CX-80 | 2023年欧州で発売予定 |
CX-9 | 北米のみの販売 |
CX-90 | 2023年アメリカで発売予定 |
日本以外で販売されているものや発売予定のものを含めるとなんと12種類もあるんです。
このうち、日本で現在発売されているのは、CX-3、CX-30、CX-5、CX-60、CX-8です。
CX-3は、2021年5月21日にアメリカマツダから次期モデルを販売しないことが発表され、現モデルで生産終了となっています。
CX-70までは2列シートで、CX-8から3列シートとなっています。
新型CX-5については【新型CX5】スポーツアピアランスとブラックトーンエディションなどを比較してみたで詳しく解説しています。
CXシリーズの比較(CX-3,CX-30,CX-5,CX-8)
日本で発売されているCXシリーズをそれぞれ比較してみます。
外観


正面からみると、CX-30のみが、ボンネットの両サイドが膨れており、それ以外の車種ではボンネットの両サイドがへこんでいるような造形となっています。
側面からみると、CX-3とCX-30はサイド下部の樹脂パーツが後方が太くなるように設計されており、躍動感のある外観となっています。
特にCX-30は全体的に樹脂パーツの部分が厚く設計されていることがわかります。
これは、黒い部分を多くすることで、車高を高く見せたりスタイリッシュに見せる効果があります。
一方で、CX-5とCX-8はサイドの樹脂パーツは直線になっており、CX-3とCX-30 に比べてどっしりとした安定感が感じられます。








リアについては、バックライトの部分がCX-3とCX-5が吊り目、CX-30は垂れ目のような感じです。
新型CX-5のみ、ライト自体の形が丸から四角になっています。
樹脂パーツについてみると、圧倒的にCX-30が上部まであることがわかります。このため、ぱっと見ではCX-30の車高が一番高く見えます。
そのほか、CX-30のみ、上部のシャークフィンアンテナとよばれる電波を受信するアンテナパーツがありません。
これは、CX-30のみがマツダの第7世代と呼ばれる最新の技術が用いられており、狭いリアガラスでも電波を受信できるアンテナ技術が導入されているためです。
マツダの「引き算の美学」を反映した結果ですね。
CX-30以外の車種は、第6世代や第6・X世代(改)などといわれています。


シャークフィンアンテナの有無は好みが分かれそうだね。
僕はある方が好きだな~。
サイズ
車種 | CX-3 | CX-30 | CX-5 | CX-8 |
全長(㎜) | 4,275 | 4,395 | 4,545 | 4,900 |
全幅(㎜) | 1,765 | 1,795 | 1,840 | 1,840 |
全高(㎜) | 1,550 | 1,540 | 1,690 | 1,730 |
ホイールベース(㎜) | 2,570 | 2,655 | 2,700 | 2,930 |
最低地上高(㎜) | 160 | 175 | 210 | 200 |
ホイールサイズ(インチ) | 16~18 | 18 | 17~19 | 17~19 |
重量(kg) | 1,210~1,370 | 1,380~1,550 | 1,540~1,710 | 1,740~1,930 |
燃料タンク(L) | 44~48 | 48~51 | 56~58 | 72~74 |
CX-5とCX-8では、全幅は変わりませんが、355㎜もサイズが違います。
CX-8は唯一の3列シートということもあり、ホイールベースもCX-5より230㎜広くなっており、燃料タンクもかなり大きい仕様となっています。
一方で、最低地上高はCX-5が210㎜と一番高くなっており、最も悪路への適正があります。
全高を比べると、CX-3よりもCX-30の方が10㎜低くなっています。
また、重量について比べると、最大重量が上の車種のおおよその最低重量になっていることがわかります。
CX-8については、固定式の3列シートで2,000kgを切っているSUVはほとんどないので、かなり軽量に仕上げられており、燃費の面でも優れています。


CX-5の地上高210㎜はスポーツSUVの中ではトップクラスで、ハリアーでも190~195㎜だよ。
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エンジン性能


車種 | CX-3 | CX-30 | CX-5 | CX-8 |
エンジン | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | |||
トランスミッション | 6EC-AT/6MT | 6EC-AT |
エンジンは、水冷直列4気筒DOHC16バルブとなっています。
直列4気筒エンジンは、サイズが小さく振動も少ない静かなエンジンです。
クラウンやキャデラックといった高級車にも採用されており、動力性能や快適性能に優れています。
トランスミッションは、CX8のみマニュアル車がありません。
ガソリン(2駆・AT)
車種 | CX-3 | CX-30 | CX-5 | CX-8 |
排気量(cc) | 1,496 | 1,997 | 2,488 | 2,488 |
最高出力(kW/rpm) | 82/6,000 | 115/6,000 | 140/6,000 | 140/6,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 144/4,000 | 199/4,000 | 252/4,000 | 252/4,000 |
燃費(L) | 20.0 | 15.4 | 13.8 | 12.4 |
CX-5とCX-8はエンジン性能が一緒です。
CX5とCX8では重量が200kgは違うので、CX8よりもよりCX5の方が快適な走りが楽しめそうです。
また、重量の差が燃費の差(1.4L)にも表れています。
ディーゼル(2駆・AT)
車種 | CX-3 | CX-30 | CX-5 | CX-8 |
排気量(cc) | 1,756 | 1,756 | 2,188 | 2,188 |
最高出力(kW/rpm) | 85/4,000 | 95/4,000 | 147/4,000 | 147/4,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 270/2,600 | 270/2,600 | 450/2,000 | 450/2,000 |
燃費(L) | 20.0 | 19.5 | 17.4 | 15.8 |
ディーゼルでは、CX-3とCX-30のエンジン性能にあまり差がありません。
少しCX30のパワーが強い程度で、その分燃費が悪くなっているという感じです。
CX-3及びCX-30とCX-5及びCX-8ではトルクが圧倒的に違います。
最大トルクを発揮するときの回転数が、CX-3とCX-30では2600回転必要なのに対し、CX-5とCX-8では2、000回転で済むようになっています。
更に、トルクも270から450と約1.6倍に増加しています。
回転数が600回転少なくなった上にトルクが1.6倍増加というのはかなりエンジンの性能が違うことがわかりますね。


私はディーゼルのCX-5、父がディーゼルのCX-30に乗っていますが、エンジン性能の違いはかなり感じます。
スカイアクティブX
CX-30にはガソリン、ディーゼルエンジン以外に、「SKYACTIVE-X」というモデルがあります。
「SKYACTIVE-X」とは、世界初の燃焼方式を実用化したもので、具体的には、ガソリンの燃焼効率をアップさせることで、ディーゼル車のような力強いトルクとガソリン車の伸びを得た、ディーゼルとガソリンの中間のようなエンジンです。
価格
車種 | CX-3 | CX-30 | CX-5 | CX-8 |
ガソリン(円) | 1,892,000~ | 2,392,500~ | 2,678,500~ | 2,994,200~ |
ディーゼル(円) | 2,284,000~ | 2,887,500~ | 2,997,500~ | 3,377,000~ |
ガソリン車とディーゼル車のエントリー価格を記載しています。
ガソリン車で比べると、CX-3とCX-30では約50万円の差がありますが、CX-30とCX-5、CX-5とCX-8では約30万円の差となっています。
ディーゼル車では、CX-3とCX-30では約60万円、CX-30とCX-5では約10万円、CX-5とCX-8では約40万円の差となっています。
CX-3とCX-30ではガソリン車でもディーゼル車でも価格差が大きい一方で、CX-30とCX5ではガソリン車でもディーゼル車でも価格差が小さいことがわかります。
CX-30が割高なのは、第7世代で最新装備があることも影響しているかもしれません。
総評
外観やサイズを抜きにした性能と価格だけで選ぶなら次のようになります。
・価格で選ぶならCX-3かCX-5
・エンジン性能と価格で選ぶならCX-5
エンジン性能はCX-5とCX-8が最も高性能で快適な走りを提供してくれます。
価格なら、最もお手頃なCX-3に加えて、CX-30との価格差があまりないCX-5です。
コスパで選ぶならCX-8と同じエンジン性能でCX-30とあまり変わらない値段のCX-5という感じです。
また、現時点では、CXシリーズではCX-30のみが第7世代なので、最新装備が選ぶポイントであれば、CX-30一択になります。
とはいえ、車を選ぶ時は見た目が重視される傾向にあるので、マツダのCXシリーズであれば、どれも美しい曲線美で魅力的ですね。
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今後のCXシリーズ
今後、日本ではCX-60とCX-80が販売予定となっています。
どのような見た目となっているのか、どのように進化した性能となっているのかとても楽しみですね。
新型CX-5のフィールドジャーニーに加えて、北米で発売されているCX-50はクロスオーバーではなく、クロスカントリー向けの仕様となっているので、今後はアウトドア向けのラインナップもそろえてくるかもしれません。
特にCX-50はこれまでのCXシリーズにない無骨差が人気で、国内向けに生産してほしいとの声も多くあり、今後、CX-50が国内で販売される日も近いかもしれません。