レクサスRXの後部座席の広さはどのぐらい？リクライニングの倒し方などを紹介

レクサスRXはレクサスが販売する５人乗りと７人乗りのミドルサイズSUVです。

口コミを見てみると、後部座席が広いといった意見が多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか？

今回はレクサスRXの後部座席の広さから装備、リクライニングの方法などを紹介していきます。

広い？狭い？後部座席の口コミ

レクサスRXの後部座席の広さについて解説する前に、実際にどのような口コミがあるのか見てみます。

妻の足となりスーパーへ。
買い物終わるまで息子のおもり。

後席ほとんど座らないけど、レクサスRXの後席はかなり広い😲

まぁ、私が小柄なだけなのかわからんけど😅 pic.twitter.com/UK7byeNmPZ

— Taketiyo0926(レクサス新型RX NX GX LX) (@Taketiyo0) June 1, 2020

今年の中頃にリースが切れる→アルファード、レクサスRX、ベンツVクラスで悩んでいる→Vクラスは後部座席を取り外すタイプで不便だから没→レクサスは狭いから没→アルファードええやん。試乗してきたろ→ええやん！←イマココ

やだなー……。

— 西尾フリーク (@nisio_freak) February 9, 2019

後部座席については、「広い」「狭い」というどちらの口コミもあるようですが、実際はどうなのでしょうか。

次の章でみていきましょう。

レクサスRXの後部座席の広さ

実際の後部座席の広さをライバル車と比較してみましょう。

比較するのは、ボディサイズが同じぐらいのSUVのトヨタ「クラウンクロスオーバー」、マツダ「CX8」、スバル「レガシィアウトバック」の３車です。

前席との空間

後部座席の広さは、「後部座席に座ったときに前のシートと膝の間のスペースがこぶし何個分あるか」が目安にされることが多いため、今回はこぶしの個数で比較します。

なお、レクサスRXは２列シート（５人乗り）と３列シート（6,7人乗り）があるため、それぞれ比較していきたいと思います。

順位	車	こぶしの数	全長(㎜)
１位	レクサスRX（５人乗り）	３個	4,890
２位	クラウンクロスオーバー	2.5個	4,930
３位	CX-8	２個	4,925
３位	レガシィアウトバック	２個	4,870
３位	レクサスRX（6,7人乗り）	２個	5,000

比較してみると、１位はレクサスRX（５人乗り）のこぶし３個、２位はクラウンクロスオーバーの２個、３位は同率でCX-8、レガシィアウトバック、レクサスRX（6,7人乗り）となりました。

ライバル車と比べると、５人乗りは後部座席が広く、３列シートの6,7人乗りの方は狭い部類であることがわかりました。

旧型のレクサスRX（6.7人乗り）は全長が５ｍと一番長いですが、全長が7.5㎝短い３列シートのCX-8と同等の広さであることを考えると、後席のつくりは少し狭いといえます。

室内幅、室内高

次に、室内の横幅と高さをライバル車と比較してみてみます。

	室内幅(㎜)		室内高(㎜)
クラウンクロスオーバー	1,540	４位	1,170	５位
レクサスRX（５人乗り）	1,590	１位	1,200	３位
レクサスRX（6,7人乗り）	1,590	１位	1,200	３位
CX-8	1,540	４位	1,250	１位
レガシィアウトバック	1,545	３位	1,245	２位

レクサスRXの室内幅は1,590㎜で最も広く、一番狭いクラウンクロスーバーやCX-8と比べると５㎝広いです。

このため、ライバル車に比べて３人で座ったときは比較的広く感じるかもしれません。

室内高は1,200㎜で３番目に高くなっています。

最も室内高の高いCX-8と比べると５㎝低いです。

ライバル車と比べると、高さに比べて横に広いことがわかります。

最低地上高

次に、乗り降りに影響する最低地上高を見てみます。

順位	車	最低地上高(㎜)
１位	レガシィアウトバック	213
２位	CX-8	200
２位	レクサスRX（５人乗り）	200
２位	レクサスRX（6,7人乗り）	200
５位	クラウンクロスオーバー	145

最低地上高は、２位タイの200㎜となっています。

最低地上高200㎜というと、悪路でも走行できる目安となっていることから、かなり地面からの高さがあります。

一方、乗り降りという視点で見れば、お年寄りやお子さんにはあまり易しくないといえそうです。

リアドアの開口角度は80度ほどになっています。

レクサスRXの後部座席の乗り心地

シート

後部座席は、３人掛けでドアからドアまでつながっているベンチシートとなっています。

背もたれの高さは十分で、路面からの振動も伝わりづらくとても快適な座り心地となっています。

リクライニングをした場合に、ふともものところのシートの高さがもう少しあると、前に体がずれずにより乗りやすく感じられそうです。

中央のシートは、左右よりも若干高いですが、中央浮きは少ないです。

とはいえ、左右のシートと比べるとホールドが効かないことから、揺れや振動が直接体に伝わるので、乗り心地はあまりよくありません。

上位グレードほど本革などの質の高い素材を使っているため、長距離の移動には滑りづらく姿勢が保持しやすい上位グレードが向いています。

シートは全グレードで本革が採用されており、さすがレクサスブランドといったところです。

布製シートの特徴
布製のシートは、夏場でもべたつかず、冬場は冷たくなりづらいなどのメリットがありますが、滑りやすい、飲み物どの水分を吸収しやすいといったデメリットがあります。（クロス、ファブリック、合成皮革（ポリウレタン）など）

本革シートの特徴
本革のシートは、水分を吸収しづらい、静電気が発生しないためホコリが溜まりづらいなどのメリットがありますが、夏場は熱く、冬場は冷たいなどのデメリットがあります。

ヘッドレスト

３人乗りを想定しているため、中央にもヘッドレストがあります。

ヘッドレストは、安全装備以外にも、頭を寄りかからせることができるので、姿勢を楽に保つことができます。

軽視されがちな装備ですが、事故の際に頭をはげしく打ち付ける「むち打ち」を防ぐ重要な安全装備です。

サイド・クォーター・リアガラス

窓が大きいと、空間が広く感じることができ、乗り心地も良く感じます。

その中でも最も後部座席の空間で大事なのはサイドガラスですが、レクサスRXのサイドガラスはライバル車と比較すると少し小さめとなっています。

クォーターガラスは小さく鋭い三角形になっています。

ただし、サンルーフを付けることができるので、明るさや解放感はそちらで考えてもいいかもしれません。

後部座席の装備

シートヒーター

リアシートヒーターは、エントリーモデルのRX350F SPORT以外で標準装備となっています。

クラウンクロスオーバーでは、最上位グレードですら標準装備されていないので同じトヨタでもレクサスは差別化されていることがよくわかります。

シートヒーターの操作はセンターコンソールの後ろにあるボタンで操作することができます。

３段階の強度となっており、明かりが３個点灯で強、２個点灯で中、１個点灯で弱となっています。

モニター

レクサスRXの後部座席には残念ながらモニターはありません。

高級車というイメージですが、オプションでもつけることはできません。

どうしてもほしいという人は外付けで付けるしかありません。

後席エアコン

後部座席の快適性を高める装備として重要なのが、エアコンの吹き出し口です。

レクサスRXはセンターコンソール後部にエアコン吹き出し口が付いており夏場や冬場でも、後部座席で快適に過ごすことが出来ます。

特に、レクサスRXでは、全グレードで後部座席も独立して温度調節ができるようになっています。

チャイルドシート

チャイルドシートは次の３つの方法で装着することができます。

シートベルト

チャイルドシートにシートベルトを取り付ける一般的な方法です。

ベルトが捻じれないように注意して取り付ける必要があります。

後部座席の３席のどの席でも付けることができます。

ISOFIXロアアンカレッジ

シートの付け根の左右に附属してある金具にチャイルドシートの金具を取り付ける方法です。

使わないときはカバーがしてあるので、カバーを外すことでチャイルドシートと連結する金具（ロアアンカレッジ）が見えるようになります。

後部座席の左右の席に１セットずつ準備されているので、チャイルドシートを２個まで取り付けることができます。

ISOFIXとは、シートベルトを使わずに、チャイルドシートと車の固定金具を連結させるだけの簡単な取り付け方法です。

テザーベルト

後部座席の裏にある金具（トップテザーアンカレッジ）にテザーベルトの金具を引っかけてチャイルドシートを固定する方法です。

後部座席の左右のシートに１つずつ装着可能です。

テザーベルトは、ヘッドレストを上げて装着しますが、このとき、ベルトが捻じれないように注意する必要があります。

また、チャイルドシートを装着後にシートを調整するとテザーベルトが緩むため、シートを調整してからチャイルドシートを取り付ける必要があります。

リクライニングの倒し方

ミドルSUVは１～３段階のリクライニング機能があることが多いですが、レクサスRXはエントリーモデルのRX350F SPORT以外で電動リクライニングが標準装備となっています。

段階式のリクライニングではないため、電動の任意の角度で調整できる仕様となっています。

電動の場合は、下の画像のとおりシート側面下部のスイッチでリクライニング角度を調整することができます。

電動でない場合は、下の画像のとおり、シート横のレバーを引くことで調整することができます。

フロアマット

フロアマットは車を汚さないためには必須の装備ですが、純正のフロアマットをディーラーで買おうとすると10万円以上します。

ですが、このレクサスRX用のフロアマットであれば、３万円以下で購入することができます。

品質もいいので、純正品を買うなら是非こちらをおすすめします。

まとめ

レクサスRXの後部座席の広さや乗り心地などについて紹介してきましたが、まとめると次のとおりです。

• ５人乗りは後部座席が広く、３列シートの6,7人乗りの方は狭い部類
• 室内幅は広く、室内高は中間
• 最低地上高200㎜あり十分な高さ

レクサスRXをお得に買う方法