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2021年9月にトヨタから発売されたカローラクロス。
カローラとしては初めてのSUVです。
グレードは4つありますが、お手頃な価格のエントリーモデルのGXと基本モデルのGではどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、グレードGXとGを徹底比較していきます。
- GXとGの装備などの違い
- GXとGではどちらを選ぶべきか
- お得に車を買う方法
カローラクロスのグレード
カローラクロスのグレードは次のとおりとなっています。
グレード | 位置づけ | ガソリン | ハイブリッド |
GX | エントリーモデル | 〇 | ー |
G | スタンダードモデル | 〇 | 〇 |
S | ミドルエンドモデル | 〇 | 〇 |
Z | ハイエンドモデル | 〇 | 〇 |
カローラクロス GとGXの違いと比較
GとGXの違いは表のとおり16個あります。
1つグレードが違うだけで、結構多くの差があることがわかります。
それでは、それぞれの違いについて詳しく解説していきます。
価格
G | GX | |
ガソリン 2WD | 2,240,000円 | 1,999,000円 |
ハイブリッド 2WD | 2,590,000円 | ー |
ハイブリッド E-Four | 2,799,000円 | ー |
グレードGのみハイブリッドモデルがあり、GXはガソリンモデルのみとなっています。
GXが最もリーズナブルな値段となっており、200万円を切る安さが一番の特徴でもあります。
燃費
G | GX | |
ガソリン 2WD | 14.4km/L | 14.4km/L |
ハイブリッド 2WD | 26.2km/L | ー |
ハイブリッド E-Four | 24.2km/L | ー |
燃費はハイブリッドの2WDが最も高く26.2km/Lとなっています。
グレードGのハイブリッドとガソリンでは、装備に違いはないので燃費で選ぶか、走りで選ぶかの2択になります。
外装
LEDハイマウントストップランプ
ハイマウントストップランプとは、ブレーキを踏んだときに、後続車にブレーキを踏んでいることを知らせるためのランプで、ブレーキランプとは別に、バックドアの上部にある直線のランプのことです。
画像でいうと、エアロのすぐ下の赤く光っているランプです。
このLEDランプが、Gでは12灯あるのに対しGXでは8灯と4灯の差があります。
ドアミラー
Gではドアミラーにヒーターがついていますが、GXにはヒーターが付いていません。
ドアミラーにヒーターがついていると、雪や水滴の付着を防ぐとともに、曇りをとってくれます。特に夜は曇っていたり水滴が付いているととても見づらくなるので、車線変更も困難になります。
良好な視界を保つことは安全確保の上で重要なので、個人的に必須の装備です。
UVカット機能付きガラス
グリーンガラスは通常のガラスのことで、プライバシーガラスは外から社内が見えにくくなっているガラスのことで、紫外線カット率もグリーンガラスに比べて高くなっています。
Gではプライバシーガラス、GXではグリーンガラスが装備されています。紫外線が気になる人はGをおすすめします。
紫外線カット率は下記を参考にしてください。
内装
ハンドルとシフトノブ
Gでは、ハンドル及びシフトノブが上記画像のようにサテンメッキ(銀色)の加飾が施された本革仕様となっています。
一方、GXではサテンメッキの加飾がなく、素材もウレタンとなっています。
ウレタンよりも本革巻きのほうが滑りづらく操作性に優れているという特徴があります。
メーターパネル
メーターパネルは、GXはサテン調塗装が施されているのに対して、GXではブラック塗装となっています。
操作性や視認性には特に影響を与えることがない部分なので、特にこだわりがなければどちらでも問題ない加飾です。
ナビ・オーディオ
ナビ・オーディオ関連では、スピーカーの数が違います。
Gではフロント2つとリア2つの計4つとなっており、GXではフロント2つのみとなっています。
後方にもスピーカーがある場合は、前方だけのスピーカーの場合と比べて音が立体的に聞こえるので、音にこだわりがある人は、4つのGグレードを選ぶのがオススメです。
シート
シートは形状に違いがあります。
GではGXに比べてスポーティーな形状となっており、薄さと体の安定感を両立した仕様となっています。
体に負荷の少ない運転姿勢を保つ効果があり、長時間の運転でも疲れにくくなっています。
長時間の運転をする人であれば、Gが適しているといえます。
充電用USB端子
携帯などの充電に使える充電専用のUSB端子は、Gには1つ附属されていますが、GXにはありません。
Gの附属箇所は、運転席と助手席の間のセンターコンソール内となっています。
安全装備等
パーキングサポートブレーキ(静止物)
パーキングサポートブレーキ(静止物)は、駐車するときなどに、ブザーなどにより静止物との衝突の注意喚起をする安全装備です。ブザーが鳴った後も、一定のスピードで近づくと自動的にブレーキがかかり、衝突を防ぎます。
Gには装備されていますが、GXには装備されていません。
ブラインドスポットモニター+パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
ブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)は、Gにはオプションで装備することができますが、GXには装備することができません。
ブラインドスポットモニターは、ドアミラーでは見づらい後方側の隣の車線を走る車を感知して、ドアミラーに搭載されたLEDを点滅させることで、車がいることを知らせてくれる装備です。
車を感知している状態で、ウインカーを使うと、ドアミラーの点灯が点滅に切り替わりより注意を喚起するものとなっています。
パーキングサポートブレーキは、駐車場等からバックで車を出すときに、近づく車両を検知してドアミラーのLEDを点滅させるとともに、ブザーにより警告を行うものです。対象物と更に近づいた場合は、自動的にブレーキがかかる仕組みとなっています。
急アクセル時加速抑制
Gにはオプションで装備することができ、GXには付けられない装備となっています。
アクセルとブレーキの踏み間違いなどによる急発進を検知して加速を抑制するシステムで、作動時は、ブザーとともにモニター画面に注意喚起が表示されます。
バックガイドモニター
駐車時に後方の様子を確認できるバックガイドモニターですが、Gに標準装備されており、GXには装備されていません。
あるとバックでの駐車がぐっと楽になる安全装備です。
施錠及び解錠方法
Gにはスマートエントリー&スタートシステムが搭載されており、鍵を持った状態でドアに触れれば、解錠・施錠することができます。
一方で、GXはキーのボタンを押すことで解錠と施錠ができるようになっています。
カローラクロスGXグレードがおすすめの人
・最低限の装備でいい人
・カローラクロスを安くで買いたい人
GXグレードの特徴はなんといっても200万円を切る安さです。
最近は軽自動車でも180万円ぐらいはするようになっていることを考えると、かなりリーズナブルな価格となっています。
パーキングサポートブレーキやバックガイドモニターなどの安全装備は付いていませんが、運転に自信のある人であれば特に必要ない装備でもあるので問題ありません。
特に、内装にこだわりもなく、とにかく走りを楽しみたい人、カローラクロスの外見が気に入っている人ややコスパがいいグレードが欲しいのであれば、断然GXをおすすめします。
カローラクロスGグレードがおすすめの人
・基本的な装備が付いている車が欲しい人
・長時間運転する人
・日焼けしたくない人
Gグレードの特徴は、最近の車に付いている装備が全て搭載されていることです。
最低限の装備に最近の基本装備が付いていれば大丈夫という人であればGグレードがおすすめです。
また、長時間の運転でも疲れにくい仕様となっているシートを搭載しているので、通勤や遠出が多い人はGXグレードではなくGグレードがいいでしょう。
そのほか、Gグレードよりも紫外線カット率の高いプライバシーガラス(外から車内を見えづらくする効果もあり)を装備しているので、日焼けしたくない人にはおすすめです。
カローラクロスの後部座席の広さについては、こちらの記事をご覧ください。
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