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- アウトランダーPHEVのグレードは?
- グレードの違いはなに?
三菱自動車から2021年12月に新型アウトランダーが発売されました。
約9年ぶりにフルモデルチェンジが実施され、全てのグレードがPHEV(プラグインハイブリッド)となっています。
アウトランダーPHEVには3種類のグレードがありますが、今回は、それぞれのグレードにどのような違いがあるのか紹介していきます。
- アウトランダーPHEVのグレードの違い
- おすすめのグレード
- アウトランダーPHEVをお得に買う方法
アウトランダーPHEV グレードの違い
グレード | 価格(円) | 燃費(km/L) |
M(5人乗り)4WD | 4,621,100 | 16.6 |
G(5人乗り)4WD | 4,904,900 | 16.2 |
G(7人乗り)4WD | 4,996,200 | 16.2 |
P(7人乗り)4WD | 5,320,700 | 16.2 |
乗車人数については、グレードMは5人乗りのみ、Gは5人乗りと7人乗り、Pは7人乗りのみとなっています。
価格については、MとGの価格差が約28万~38万円、GとPの差が約32~42万円となっています。
この価格差が、どのような装備の違いに反映されているのかこれから紹介していきます。
装備比較一覧
全部で24個の違いがあります。
特に差のあるような装備は赤文字で表記しています。
上位グレードほど、標準装備が多く、下位グレードよりも質の高い装備になっていることがわかります。
これらの装備について詳しく見ていきます。
外装
タイヤ&ホイール
グレードM:235/60R18
グレードG/P:255/45R20
Mは18インチのホイール、G/PではMより2インチ大きい20インチの切削加工が施されたホイールとなっており、ホイールの形状は好みが分かれそうです。
タイヤ幅はMが235㎜、G/Pが255㎜で20㎜の差があります。
扁平率はMが45、G/Pが60となっているので、乗り心地ならM、安定性やコーナリングならG/Pが優れていると言えそうです。
スキッドプレート
スキッドプレートは、グレードMは黒、G/Pはシルバーとなっており、正面と背面でその違いが分かります。
シックな印象の黒とメリハリが付くシルバーで好みがわかれそうなところです。
ボディ色との色合いでも印象が変わる装備となっています。
スキッドプレートとは
エンジン下部や床下などのパーツが地面や突起物と接触して損傷するのを防ぐための装備。都市型SUVよりも、クロスカントリーとよばれるような本格的なSUVに装備されていることが多い。
フロントターンランプ
フロントターンランプは、グレードG/Pではシーケンシャルウインカーとなっています。
動画のとおり、21個のLEDを中央から外側へ順番に点滅させることで、流れるようなウインカー点滅となっています。
ウインカーを作動させると、ウインカーの点滅がわかりやすいように上部のデイライトが自動的に消える仕組みとなっています。
シーケンシャルウインカーは点滅の動きから行きたい方向が視覚的に分かりやすいです。
グレードMは通常の点滅式となっています。
ガーニッシュ&センターピラー
ガーニッシュは、グレードM/Gは黒、Pはボディ同色となっています。
ボディ同色の方が高級感が出ることから、最近のSUVでは上位グレードでガーニッシュをボディ同色とすることが多いです。
黒の場合は、車全体にメリハリがでる一方で、ボディ同色は、よりボディサイズが大きく見えるような視覚的効果もあります。
ドアミラー
ドアミラーはグレードPのみポジションメモリーが搭載されています。
運転手の一番見やすいミラー位置を登録することができ、ボタン1つでミラー位置に調節することができます。
また、シフトレバーをリバースに入れると、自動でミラーが調整され、死角になりやすい部分を見えるようにする機能も付いています。
サンルーフ
サンルーフは、グレードG/Pに装備されています。
自動で開くことができ、半開きと全開きの2段階を選べるようになっています。
また、セーフティ機構も備わっているので、開口部等に何かが挟まったりした場合は、自動で検知して逆方向に自動で開閉するようになっています。
内装
ヘッドアップディスプレイ
ヘッドアップディスプレイは、グレードPのみ標準装備されており、グレードGにはメーカーオプションで装備することができます。
フロントウインドウに10.8インチのディスプレイをフルカラーで映し出します。
表示される情報は、速度、制限速度、車間距離、ナビゲーションなど多岐にわたります。
メーターやセンターディスプレイまで視線を移動させる必要がないので、安全性も向上します。
エアコン関連
グレードG/Pは、ヒートポンプ式エアコンが標準装備になっています。
ヒートポンプ式エアコンは、通常の電気温水式ヒーターに比べて消費電力が少ないため、燃費が良く、暖房時のエンジン作動頻度も少なくできます。
また、グレードM/Gでは運転席と助手席のエアコンを独立して管理できる左右独立温度コントロールを採用しているのに対し、グレードPでは、運転席と助手席に加えて後部座席の温度もコントロールできる3ゾーン独立温度コントロールが採用されています。
ヒートポンプ式エアコンとは
大気中の熱を集めて暖房のための熱源とするシステムで、家庭用エアコンや自動販売機、洗濯乾燥機などにも使われている(引用元:MITSUBISH MOTORS)。]
シート生地
シート生地は各グレードで異なります。
グレードM:ファブリック
グレードG:人工・合成皮革
グレードP:セミアニリンレザー
グレードが高いほどシート生地も高価で乗り心地の良いものとなっています。
特にグレードPのセミアニリンレザーは本革の高級車にも用いられる素材で、乗り心地、耐久性ともに優れた素材です。
運転席&助手席
シートポジションメモリーとリフレッシュ機能付きのパワーシートはグレードPのみの装備となっています。
他のグレードでは下記装備になっています。
グレードG:パワーシート(運転席のみ)
グレードM:マニュアルシート
リフレッシュ機能については、シートの腰部を持続的に動かすことで、腰に刺激を与えて体が凝り固まらないようにする装備となっています。
後述するミツビシコネクトにより、刺激の強さや速さを調整することができ、自分の好みに合わせて設定することができます。
リヤシートヒーター
リヤシートヒーターは、グレードPのみ標準装備で、グレードGはメーカーオプションで付けることが出来ます。運転席と助手席は全グレード標準装備です。
クッションと背面のシートを温める機能で、暖房に比べて乗員を直接温めることができるため、消費電力を抑えることができます。
このため、駆動用電力の節約にも効果があり、暖房よりもPHEVと相性の良い装備となっています。
天井色
天井色はグレードM/Gでグレー、グレードPで黒となってます。
各社、上級グレードは天井色を黒にする傾向があります。
乗ってみると分かりますが、黒のほうが全体がシックな印象となり、高級感が上がります。
その他装備
LEDルームイルミネーション
LEDルームイルミネーションは、グレードPのみ標準装備となっています。
運転席と助手席のハンドル部分をLEDライトで光らせる装飾となっています。
スイッチがONの場合は常時点灯し、OFFの場合は、20秒後に消灯します。
イルミネーションということで、利便性などよりも高級感を出すための仕様といえます。
ワイヤレス充電器/充電用USBポート
ワイヤレス充電器は、グレードG/Pの標準装備となっています。
フロントのコンソールトレイにスマートフォンを置くだけで充電することができます。
ワイヤレスであればトレイに置いておくだけなので、音楽を流していて充電が切れてしまうような心配もありません。
充電用USBポートは、グレードG/Pはフロントとリアに標準装備、グレードMはフロントのみの装備となっています。
ロールサンシェード
ロールサンシェードは、グレードP/Gで標準装備となっています。
リヤの窓ガラスの内側に収納されており、上に引っ張ることでサンシェードを展開することができます。
目隠しにできると同時に、夏場の後席の快適性をぐっと上げる装備です。
ラゲッジアンダーボックス
ラゲッジアンダーボックスはグレードMとグレードGの5人乗りのみの装備です。
7人乗りでは、3列シートがあるため、ラゲッジアンダーボックスのスペースがそのままラゲージスペースになっています(上記画像)。
スピーカー
スピーカーはグレードM/Gでは6スピーカー、グレードPではBOSEの9スピーカーとなっています。
装備位置
6スピーカー:フロントピラー下部、フロントドア、リヤドア
9スピーカー:フロントピラー下部、ダッシュボード、フロントドア、リヤドア、リアラゲッジ左部
先代に比べて静粛性が上がっているため、高音質がより活きる仕様になっています。
BOSEとは
BOSE(ボーズ)は、自動車からホームシアターの音響まで手掛けるアメリカの大手音響メーカー。高音質と重低音に人気があり、国内でも多くの高級車や最上級グレード車において採用されている。三菱では新型アウトランダーが初。
ミツビシコネクト
ミツビシコネクトとは、車の利便性や安全性を向上させるために三菱が提供している先進サービスのことです。
このミツビシコネクトの中でも特に便利なサービスが、リモートエアコンです。
乗車前にスマートフォンからエアコンの温度を設定して起動できるので、夏場や冬場は乗車したときから快適に状態で運転を行うことができます。
また、タイマー機能もあり、毎日の通勤にも使える仕様となっています。
PHEVの新たなサービスとして、充電管理も行えるようになっています。
充電をする時間をスマートフォンで設定しておくことで、電気料金の安い夜間に充電を行うことができ、電気代の節約につながります。
充電プラグが挿入されていない場合や充電が完了した場合にスマートフォンに通知が届くなどあると助かる機能が搭載されています。
迷ったらグレードGがおすすめ
・PHEVを活かす装備が揃っている
・オプションの幅が広くコスパがいい
全グレードともPHEVなのでおすすめのグレードを選ぶに当たっては、省電力が1つの判断基準になります。
グレードG/Pでは、ヒートポンプ式エアコンが採用されており、グレードMの電気温水式ヒーターよりも電力を節電することができます。
加えて、グレードG/Pはシートヒーターが搭載されているので、暖房よりも消費電力を抑えて効率よく身体をあたためることができます。
このことから、MよりもG/Pの方が省電力に優れ、PHEVを活かす装備があるといえます。
次に、コスパを考えると、Pよりも30万円以上Gが安くなっています。
外見などはPにしかない装備もありますが、Gであれば、内装等の装備の多くはオプションでPと同じものにすることができます。
また、Pの標準装備は、人によってはいらないと思うものもあるかもしれません。
グレードMに比べてグレードGは選べるオプションが多いため、欲しいオプションを装備することで、Pよりも必要最低限の装備とし、価格を安く抑えることができます。
このため、グレード選びに悩んだら、グレードGをオススメします。
アウトランダーの後部座席の広さや乗り心地については、こちらの記事をご覧ください。
アウトランダーPHEVをお得に買う方法
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