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ヤリスクロスの後部座席は狭い?リクライニングやシートの倒し方などを紹介

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ヤリスクロスは、トヨタが製造・販売する5人乗りのコンパクトSUVです。

トヨタの人気車種「ヤリス」をベースにしており、2020年に初登場しました。

口コミを見てみると、後部座席が狭いといった意見が多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか?

今回はヤリスクロスの後部座席の広さから装備、リクライニングやシートの倒し方などを紹介していきます。

この記事でわかること
  • 後部座席の広さや乗り心地
  • 後部座席の装備
  • リクライニング、シートの倒し方 など
目次

広い?狭い?後部座席の口コミ

ヤリスクロスの後部座席の広さについて解説する前に、実際にどのような口コミがあるのか見てみます。

調べてみると、後部座席が狭いといった口コミが多くみられました。

ヤリスクロスの後部座席の広さ

画像出典:トヨタ

それでは、実際の後部座席の広さをライバル車と比較してみましょう。

比較するのは、ボディサイズが同じぐらいのホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-30」、トヨタ「カローラクロス」・「C-HR」、日産「キックス」の5車です。

ニースペース(足元空間)の広さ

後部座席の広さは、「後部座席に座ったときに前のシートと膝の間のスペースがこぶし何個分か」が目安にされることが多いため、こぶしの個数で比較します。

スクロールできます
順位こぶしの数全長(mm)
1位ヴェゼル2.5個4,330
1位キックス2.5個4,290
3位C-HR2個4,390
3位カローラクロス2個4,490
5位CX-301.5個4,395
6位ヤリスクロス1個4,200
※個人差があります

1位はヴェゼルとキックスの2.5個、3位はC-HRとカローラクロスの2個、5位はCX-30の1.5個、6位がヤリスクロスの1個となりました。

ライバル車と比べると、前のシートとの空間が最も狭いことがわかります。

ヤリスクロスの後部座席が狭い理由は、独身層や子供の巣立った高齢の夫婦をターゲットとしており、後部座席は荷物置きとしての利用を想定しているためです。

全長が一番短いことを考えると、後部座席が狭いのもわかります。

室内幅、室内高

次に、室内の横幅と高さをライバル車と比較してみてみます。

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 室内幅(㎜)室内高(㎜)
ヴェゼル1,4455位1,2252位
キックス1,5201位1,2006位
C-HR1,4554位1,2103位
カローラクロス1,5052位1,2601位
CX-301,4903位1,2103位
ヤリスクロス1,4306位1,2055位

ヤリスクロスの室内幅は1,430㎜で、ライバル車と比べて最も狭くなっています。

そもそも後部座席に乗ることを想定していないため、3人掛けをするにはかなり狭そうです。

室内高は1,205㎜(5位)で、最も高いカローラクロス(1,260㎜)と比べると5.5㎝も低いことがわかります。

ライバル車と比べると、高さも低い部類であることがわかります。

最低地上高

次に、乗り降りに影響する最低地上高を見てみます。

スクロールできます
順位最低地上高(㎜)
1位C-HR140
2位カローラクロス160
2位ヤリスクロス160~170
4位キックス170
5位CX-30175
6位ヴェゼル170~195
※ヴェゼルはグレードで異なる

ヤリスクロスの最低地上高は、グレードによって異なっており、GR SPORTSが160㎜、それ以外が170㎜となっています。

どのグレードを選ぶかにもよりますが、ライバル車と比較して高くもなく低くもない、中間ぐらいの最低地上高であることがわかります。

問題は、リヤドアが60度ぐらいまでしか開かないことです。

リヤドアの乗り込み口自体が小さいことから、非常に乗りづらく、高齢者や子どもが乗り降りするのには適していません。

後部座席は荷物を置くだけと割り切っているからかもしれませんが、荷物の積み下ろしもしづらく、不便さを感じるかもしれません。

二人しか乗らない場合であっても、荷物を運び入れる機会が多い場合は注意が必要です。

一方、開口角度が小さいことで、駐車場やガレージなどの狭い場所では、隣の車や壁にドアをぶつけるリスクを減らすことができます。

ヤリスクロスの後部座席の乗り心地

画像出典:トヨタ

後席シートのデザインと素材

ヤリスクロスの後部座席には、標準的なファブリック素材や合成皮革が使用されています。

上位グレードやオプションでは、質感が向上した合成皮革やレザー調の素材も選べるため、見た目や手触りにこだわるならそちらの方が満足感が高いかもしれません。

グレード素材
U、Xファブリック
G上級ファブリック
Z合成皮革、ツィード調ファブリック
Z Adventure合成皮革(マイナーチェンジ前はZと同様)
GR SPORTエアヌバック(高級合成皮革)、合成皮革

クッション性とサポート性

クッションの厚みは十分に確保されており、柔らかすぎず硬すぎない座り心地です。

しかし、長時間座っていると疲れやすいとの意見もあります。

サポート性が高いというほどではなく、短距離の移動には向いているものの、長距離の快適さを考えるとあまりおすすめはできません。

背もたれの角度とリクライニング機能

ヤリスクロスの後部座席は、固定された背もたれ角度がやや立ち気味になっています。

このため、短時間であれば快適に感じられるものの、後部座席でリラックスした姿勢を取るには少し窮屈に感じることがあります。

背もたれ角度が若干立ち気味なデザインは、車内スペースの限られたコンパクトSUVではよく見られる設計ですが、リラックス重視の方にはややストレスになるかもしれません。

また、後部座席にリクライニング機能がないため、角度を自由に調整できません。

このサイズのSUVではリクライニング機能のない車が多いため、ライバル車と比べても特別乗心地がわるいということではありません。

センターアームレスト

画像出典:トヨタ

エントリーグレードにあたるXやUグレードでは、リアシートにアームレストが付いていません。

このため、これらのグレードでは、特に長距離移動で快適さに欠けると感じられることがあるかもしれません。

ミドルグレードのGグレード以上になると、ボトルホルダーが2個ついたアームレストが標準装備となり、リラックスして腕を置くことができます。

ヘッドレスト

ヤリスクロスの後部座席のヘッドレスト(特に中央)は、ライバル車であるヴェゼルやキックスと比べて少し大きめのサイズとなっています。

このため、後方視界がかなり悪くなっています。

このため、ヘッドレストを外して運転をしている人も多数いるようです。

後部座席に人を乗せない前提の車でありながら、後席に乗る人の快適性などを重視してヘッドレストが大きいというのは統一感のないつくりのように思われます。

アシストグリップ

乗員の安全性や快適性を高めるアシストグリップですが、ヤリスクロスではすべてのグレードに装備されているわけではありません。

エントリーグレードのU、Xグレード、ミドルグレードのGグレードではアシストグリップが付いていません。

オプションで前席のヘッドレストの部分に取り付けるタイプを付けることができます。

後部座席の窓サイズ

ヤリスクロスの後部座席の窓サイズは、車全体がコンパクトなデザインであることから、ヴェゼルやC-HRなどのライバル車と比べてやや小さめに設計されています。

大きさは最も長いところでおおよそ縦37㎝、横76㎝となっています。

このため、後部座席に座ったときの開放感は限定的で、窓からの視界が少し狭く感じられるかもしれません。

一方、窓が小さいことで、外からの視線が入りにくくなっており、後部座席でのプライバシーが保たれやすいメリットがあります。

また、窓の面積が少ない分、車外の音が伝わりにくく、遮音性がある程度確保されるという面もあります。

後部座席のエアコン・USB

エアコン

ヤリスクロスは後部座席にエアコンの吹き出し口がありません。

上位グレードでも付いていないことを考えると、やはり独身の人と高齢者をターゲットにしているため、そもそも後部座席に人が乗らない前提で設計されていることがわかります。

このため、後部座席にもエアコンが付いているヴェゼルやC-HRに比べて快適性が劣ると言えます。

USB

前席のセンターコンソール後部やアームレストなどにUSBポートがあることが多いですが、ヤリスクロスの後部座席にはUSBポートがありません。

前席に充電用のType-C端子があるため、どうしても利用したい場合はそちらで充電する必要があります。

シートベルト警告音の解除方法

ヤリスクロスには、シートベルト未装着時に警告音が鳴る機能が搭載されています。

シートベルトを装着すると警告音が解除されます。

また、後部座席に重い荷物が置かれている場合も、人が座っているとセンサーが判断してシートベルト未装着として警告音が鳴ることがあります。

この場合は、荷物を移動させることで警告音を解除することができます。

どうしてもシートベルトが着用できないような場合や、後部座席のシートの上に荷物を載せたい場合には、シートベルトキャンセラーを使うことで警告音を回避することができます。

シートベルトキャンセラーとは、シートベルトのバックル部分に取り付けるアクセサリーです。

これを使うことで、車はシートベルトが装着されたと認識し、警告音が鳴らなくなります。

ただし、この方法はシートベルトを装着しない場合に限定して使用されるべきであり、通常の走行時にはシートベルトを正しく装着することが推奨されます。

チャイルドシート

後部座席のチャイルドシートは次の3つの方法で装着することができます。

シートベルト

シートベルトで固定するタイプのチャイルドシートについては、両サイドと真ん中のすべてのシートで取り付けることができます。

ISOFIXロアアンカレッジ

画像出典:トヨタ

シートの付け根の左右に附属してある金具にチャイルドシートの金具を取り付ける方法です。

使わないときはカバーがしてあるので、カバーを外すことでチャイルドシートと連結する金具(ロアアンカレッジ)が見えるようになります。

後部座席の左右の席にこの方式で固定することができます。

ISOFIXとは、シートベルトを使わずに、チャイルドシートと車の固定金具を連結させるだけの簡単な取り付け方法です。

テザーベルト

画像出典:トヨタ

後部座席の裏にある金具(トップテザーアンカレッジ)にテザーベルトの金具を引っかけてチャイルドシートを固定する方法です。

ヤリスクロスでは、後部座席の左右の席にこの方式でチャイルドシートを固定することができます。

テザーベルトは、ヘッドレストを上げて装着しますが、このとき、ベルトが捻じれないように注意する必要があります。

また、チャイルドシートを装着後にシートを調整するとテザーベルトが緩むため、シートを調整してからチャイルドシートを取り付ける必要があります。

後部座席の倒し方(フラットにする方法)

画像出典:トヨタ

リヤシートのヘッドレスト横、肩のあたりにロック解除のレバーがあります。

このレバーを手前に引いてロックを解除することで、シートを前に倒す(下げる)ことができます。

U、Xグレードではシートは6:4になっていますが、Gクラス以上になると、中央のシートがアームレストとして使えるため、左右のシートとは独立している4:2:4の状態です。

このため、中央のシートのヘッドレストの裏にあるストラップを上に引いてシートを倒す必要があります。

後部座席と荷室の間にはかなりの段差があり、フルフラットにはなりません。

まとめ:長距離には向かない

ヤリスクロスの後部座席については次のとおりでした。

ライバル車と比べて、窓が小さい、後席空間が狭い、ライバル車にある装備がないなど長距離には向いていないことがわかりました。

  • ヤリスクロスの後部座席は横幅、高さともに狭い
  • USB・エアコンがない
  • 窓が小さい
  • リクライニングはできない
  • アームレスト、アシストグリップがないグレードがある

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