CX-30の後部座席は狭い？広さとリクライニングについて解説

マツダのCX-30は、世界一美しいクロスオーバーをコンセプトに作られたコンパクトSUVです。

CX-３とCX-5の中間ぐらいの大きさで、５人乗りとなっています。

口コミを見てみると、後部座席が狭いといった意見が多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか？

今回はマツダ「CX-30」の後部座席の広さから装備、リクライニングの方法などを紹介していきます。

狭いと言われるの後部座席の口コミ

CX-30の広さについて解説する前に、実際にどのような口コミがあるのか見てみます。

台車のCX-30ええな
後部座席は閉塞感半端ないし狭いけど前席は快適や
オートブレーキホールド最高やな

— ガーナ@CBR兄貴 (@CBRaniki) September 3, 2020

【CX-30後部座席】
・後部座席自体は狭くはないが乗り降りしづらい。

1枚目:フェンダーアーチ部が異様に出っ張っている為、ドア自体そんなに開けていないのに隣の車にぶつかってしまう。
2枚目:降車時、狭い&段差がある為どこかに足をぶつける。

乗り降りしづらいと友達から何回も言われました😅 pic.twitter.com/XIEsqe0YuD

— しゅう@CX-30 (@shu_060) May 3, 2020

狭いという口コミや、狭くはないが乗り降りしづらいなどの否定的な意見が多いようです。

CX-30の後部座席の広さ

それでは、実際の後部座席の広さをライバル車と比較してみましょう。

比較するのは、ボディサイズが同じぐらいのホンダ「ヴェゼル」、トヨタ「カローラクロス」、スバル「XV」の３車です。

後部座席の広さは、「後部座席に座ったときに前のシートと膝の間のスペースがこぶし何個分か」が目安にされることが多いため、こぶしの個数で比較します。

※前席のシートの位置に左右されます。

順位	車	こぶしの数
１位	ヴェゼル	2.5個
１位	XV	2.5個
３位	カローラクロス	２個
４位	CX-30	1.5個

１位はヴェゼルとXVの2.5個、３位はカローラクロスの２個、４位はCX-30の1.5個となりました。

ヴェゼルやXVと比べるとこぶし１個分の差があるので、車内での移動や足元の快適性は劣っているといえそうです。

また、センターピラーに幅があるため、リアドア自体が少し小さく、乗り降りの際にセンターピラーの下部に足が引っ掛かりやすいようです。

室内幅は1490㎜となっており、大人３人で座ると少し窮屈に感じるかもしれません。

室内幅、室内高

次に、室内の横幅と高さをライバル車と比較してみてみます。

	室内幅(㎜)		室内高(㎜)
ヴェゼル	1,445	4位	1,225	2位
XV	1,520	1位	1,200	4位
カローラクロス	1,505	2位	1,260	1位
CX-30	1,490	3位	1,210	3位

CX-30の室内幅は1,490㎜で、３番目の広さとなっています。

ライバル車の中では３人掛けをするには狭い部類です。

室内高は1,210㎜（３位）で、最も低いスバルXV（1,200㎜）と比べると1㎝高いことがわかります。

ライバル車と比べると、幅も高さもあまりないことがわかります。

CX-30の後部座席の乗り心地

シート

CX-30の後部座席は、３人掛けで、ドアからドアまでつながっているベンチシートとなっています。

シート自体は少し柔らかい素材となっており、左右のシートはシートポジションが深く、多少の揺れでは体が動かないようにしっかりとホールドしてくれます。

一方、真ん中のシートは、左右よりも高く、ホールドが効かないことから、揺れや振動が直接体に伝わるので、乗り心地はあまりよくありません。

上級グレードのLパッケージ以外は布製のシートなので、滑りやすく、その分力を入れて体を支える必要があるので、長距離の移動には向いていないですが、普段使いであれば十分な乗り心地となっています。

布製のシートは、夏場でもべたつかず、冬場は冷たくなりづらいというメリットがありますが、飲み物などを吸収しやすいといったデメリットもあります。

一方、上級グレードのLパッケージでは本革が使用されており、革特有の張りなどがあるため、長距離の運転に向いています。

ヘッドレスト

３人乗りを想定しているため、中央にもヘッドレストがあります。

左右のヘッドレストと比べると少し小さいです。

ヘッドレストは軽視されがちですが、事故の際に頭をはげしく打ち付ける「むち打ち」を防ぐ重要な安全装備です。

また、安全装備以外にも、頭を寄りかからせることができるので、姿勢を楽に保つことができます。

サイド・バッグガラス

窓が大きいと、空間が広く感じることができ、乗り心地も良く感じます。

CX-30は、サイドガラス、バックガラスともに小さめとなっており、後方の景色を見るには適していません。

このため、他車と比べて室内が暗く感じられます。

後部座席の装備

ドアグリップ

後部座席のドアグリップは貫通しており、とても似掴みやすい形状となっています。

手全体でドアグリップをホールドすることができるので、力を入れやすく、急カーブなどでもうまく体の動きを制御することができます。

また、貫通していることで、汚れがたまらないというメリットもあります。

リヤセンターアームレスト

後部座席の中央には、シートに収納可能なアームレストが付いています（標準装備）。

アームレストの幅は比較的広く、左右の人が肘を掛けられるほどのサイズで、高さは丁度良く、手触りもいいです。

また、ドリンクホルダーが２つ付いているので、長距離移動にはありがたい装備となっています。

ドリンクホルダー

センターアームレスト以外に、左右のドアポケットにもドリンクホルダーがあります。

ドアポケットのドリンクホルダーは一見ドリンクホルダーには見えないような形状になっています。

センターアームレストのホルダーを合わせると、後席だけで最大４つのドリンクホルダーがあることになります。

このおかげで、３人掛けをしてセンターアームレストのドリンクホルダーが使えない場合でも、ドアポケットを使うという使い分けができるようになっています。

シートバックポケット

助手席のシートの裏には、バックポケットが付いています（標準装備）。

後部座席にいざ人を乗せるとなったときに、後部座席に置いていた小さい荷物をバックポケットにしまうことができるので便利です。

子どもを乗せるときのために、おもちゃなどを入れておくこともできます。

後席エアコン吹き出し口

後部座席の快適性を高める装備として重要なのが、エアコンの吹き出し口です。

センターコンソールの後部に後席用のエアコン吹き出し口（標準装備）が付いているので、夏場や冬場でも、後部座席で快適に過ごすことができます。

また、運転席、助手席の下にも吹き出し口があり、足元への送風を選ぶことで稼働します。

USBなど

後部座席で利用できる充電用のUSB端子は装備されておらず、長距離の移動などには向いていません。

シートベルトは、３席とも全て３点シートベルト、センターランプはスイッチ式のLEDとなっています。

チャイルドシート

チャイルドシートは次の３つの方法で装着することができます。

シートベルト

チャイルドシートにシートベルトを取り付ける一般的な方法です。

ベルトが捻じれないように注意して取り付ける必要があります。

他の２つの付け方と比べて装着に手間がかかります。

ISOFIXロアアンカレッジ

シートの付け根の左右に附属してある金具にチャイルドシートの金具を取り付ける方法です。

使わないときはカバーがしてあるので、カバーを上げることでチャイルドシートと連結する金具（ロアアンカレッジ）が見えるようになります。

後部座席の左右の席に１セットずつ準備されているので、チャイルドシートを２個まで取り付けることができます。

ISOFIXとは、シートベルトを使わずに、チャイルドシートと車の固定金具を連結させるだけの簡単な取り付け方法です。

テザーベルト

後部座席の裏にある金具（トップテザーアンカレッジ）にテザーベルトの金具を引っかけてチャイルドシートを固定する方法です。

テザーベルトは、ヘッドレストを上げて装着しますが、このとき、ベルトが捻じれないように注意する必要があります。

また、チャイルドシートを装着後にシートを調整するとテザーベルトが緩むため、シートを調整してからチャイルドシートを取り付ける必要があります。

リクライニングの倒し方とシートアレンジ

リクライニング

CX-30の後部座席は、リクライニング機能はありません。

乗り心地という点では、リクライニングできないのはあまりよくないですよね。

ですが、これはCX-30に限ったことではなく、ライバル車のホンダ「ヴェゼル」、スバル「XV」もリクライニング機能が付いていません。

近いサイズでいえば、トヨタ「カローラクロス」のみ２段階のリクライニング機能が付いています。

シートアレンジ

後部座席は6：4の分割式となっており、中央のシートは右のシートと一緒に動くつくりとなっています。

後ろへの深いリクライニングはできませんが、前方に倒すことで荷室を広く使うことができます。

倒し方は、ヘッドレスト横のボタンを押して手前に引くだけです。

荷室とシートの背面では段差ができてしまうため、車中泊等を行う場合は、段さを埋めるような工夫が必要になります。

分割式の必要なシートだけを倒すなどして長物を載せるなど、機能面でも使いやすい設計となっています。

おすすめの用品

アウトドアの帰りや雨の日に靴が濡れたり汚れている状態で車に乗るのは少し気が引けますよね。

こちらのフロアマットであれば、防水構造になっているため、水分や汚れをマット外に逃すことなく車を利用することができます。

ラゲッジマットからフットレスカバーまでついているので、これひとつで全てのマットが揃います。

お手入れも簡単なので、あなたのCX-30に購入してみてはどうでしょうか。

CX-30の後部座席は狭い？広さとリクライニングの倒し方などを紹介まとめ

CX-30の後部座席については次のとおりでした。

• CX-30の後部座席は少し狭い
• シートは少し柔めで布シートのため、長距離には向いていない
• チャイルドシートの装着方法は３種類
• リクライニング機能はない
• シートアレンジは後部座席6：4の分割式

CX-30をお得に買う方法