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インプレッサはスバルが発売する5人乗りの車で、ボディタイプはハッチバックに分類されます。
口コミを見てみると、後部座席が狭いといった意見が多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回はスバルインプレッサの後部座席の広さから装備、リクライニングの方法などを紹介していきます。
- 後部座席の広さや乗り心地
- 後部座席の装備
- リクライニングの倒し方 など
広い?狭い?後部座席の口コミ
インプレッサの後部座席の広さについて解説する前に、実際にどのような口コミがあるのか見てみます。
インプレッサ
— KIRAEDEN (@Yondarufon) September 23, 2024
・オアシスブルーカッコイイ、4WDある
・乗り心地はあまりしっくりきてない。慣れたら解決
・モーターの恩恵少なめ。加速力は低い
カローラスポーツ
・乗り心地はしっくりきた
・モーターの加速を感じる。加速力は高い
・好きな色がない、2WDしかない、狭い
インプレッサになりそう
後部座席に関する口コミはほんとだりませんでしたが、インプレッサ自体が狭いといった口コミがありました。
インプレッサの後部座席の広さ
それでは、実際の後部座席の広さをライバル車と比較してみましょう。
比較するのは、ボディサイズが同じぐらいのホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-30」、トヨタ「カローラクロス」、スバル「XV」の4車です。
ニースペース(前席との距離)
後部座席の広さは、「後部座席に座ったときに前のシートと膝の間のスペースがこぶし何個分か」が目安にされることが多いため、こぶしの個数で比較します。
順位 | 車 | こぶしの数 |
1位 | ヴェゼル | 2.5個 |
1位 | XV | 2.5個 |
1位 | インプレッサ | 2.5個 |
4位 | カローラクロス | 2個 |
5位 | CX-30 | 1.5個 |
1位はヴェゼル、XV、インプレッサの2.5個、4位はカローラクロスの2個、5位はCX-30の1.5個となりました。
ライバル車と比べると、前のシートとの空間が広いことがわかります。
特に、マツダ「CX-30」とはこぶしが1個分以上違うので、快適性にだいぶ差がありそうです。
同じスバル車でもインプレッサより一回り大きいフォレスターについてはフォレスターの後部座席は狭い?広さとリクライニングの倒し方などを紹介の記事をご覧ください。
室内幅、室内高
次に、室内の横幅と高さをライバル車と比較してみてみます。
室内幅(㎜) | 室内高(㎜) | |||
ヴェゼル | 1,445 | 5位 | 1,225 | 2位 |
XV | 1,520 | 1位 | 1,200 | 5位 |
インプレッサ | 1,505 | 2位 | 1,200 | 5位 |
カローラクロス | 1,505 | 2位 | 1,260 | 1位 |
CX-30 | 1,490 | 4位 | 1,210 | 3位 |
インプレッサの室内幅は1,505㎜で、XVに続いて2番目に広く、カローラクロスと同じとなっています。
ライバル車の中では3人掛けをするのに最も適していそうです。
室内高は1,200㎜(5位)で、最も高いカローラクロス(1,260㎜)と比べる6㎝低いことがわかります。
ライバル車と比べると、幅は広い一方、高さが低いことがわかります。
最低地上高
次に、乗り降りに影響する最低地上高を見てみます。
順位 | 車 | 最低地上高(㎜) |
1位 | カローラクロス | 160 |
2位 | CX-30 | 175 |
3位 | ヴェゼル | 170~195 |
4位 | XV | 200 |
5位 | インプレッサ | 130~135 |
最低地上高は、ライバル車の中では最も低い130㎜となっています。
おなじスバルのXVと比べても70㎜も違い、差別化されていることがわかります。
一方で、リヤドアは80度近くまで開くため、ここで乗りやすさを確保することができています。
インプレッサの後部座席の乗り心地
シート
インプレッサの後部座席は、3人掛けでドアからドアまでつながっているベンチシートとなっています。
ライバル車と比較してシートポジションは低めになっており、ミドルサイズのSUVと同程度の後席の広さとなっています。
真ん中のシートは、左右よりも高く、ホールドが効かないことから、揺れや振動が直接体に伝わるので、乗り心地はあまりよくありません。
このため、乗っているうちに姿勢が崩れやすく、長距離の移動には不向きといえます。
布製のシートは、滑りやすく、その分力を入れて体を支える必要があるので、長距離の移動には向いていないですが、普段使いであれば十分な乗り心地の座席となっています。
布製のシートは、夏場でもべたつかず、冬場は冷たくなりづらいというメリットがありますが、飲み物などを吸収しやすいといったデメリットもあります。
また、背もたれが低いため、高身長の人は肩周りが浮いた状態になり、シートの座り心地はあまりよくない可能性があります。
ヘッドレスト
3人乗りを想定しているため、中央にもヘッドレストがあります。
ライバル車に比べて小さく、あまり意味がないように感じられます。
ヘッドレストは軽視されがちですが、事故の際に頭をはげしく打ち付ける「むち打ち」を防ぐ重要な安全装備です。
サイド・クォーター・バックガラス
窓が大きいと、空間が広く感じることができ、乗り心地も良く感じます。
インプレッサは、サイドガラス自体は決して大きくなく、リアの方に萎んでいくような形状になっています。
クォーターガラスはありますが、とても小さく実用的ではありません。
バックガラスはやや小さく、後方の景色を見るには適していません。
少しでも視界を確保するために、後部座席のヘッドレストが小さくなっているのかもしれません。
ただし、通常は前を見て座っているはずなので、バックガラスの大きさはあまり室内空間の広さや乗り心地にあまり影響はありません。
後部座席の装備
リヤセンターアームレスト
後部座席の中央には、シートに収納可能なアームレストが付いています。
前の部分がシートに付かず、浮いた状態になるタイプのアームレストです。
幅は比較的広く、左右の人が肘を掛けられるほどのサイズですが、少し位置が高めです。
また、シートが柔らかく肘を置いたときに少し沈むため、もう少し硬い方が肘置きに向いています。
アームレストにはドリンクホルダーが2つ付いており、長距離移動にはありがたい装備となっています。
ドリンクホルダー
センターアームレスト以外に、左右のドアポケットにもドリンクホルダーがあります。
このため、後席だけで最大4つのドリンクホルダーがあることになります。
3人掛けの場合はセンターアームレストのドリンクホルダーは使えないので、ドアポケットを使うという使い分けができるようになっています。
シートバックポケット
助手席のシートの裏には、バックポケットが付いています(全車標準装備)。
後部座席にいざ人を乗せるとなったときに、後部座席に置いていた小さい荷物をバックポケットにしまうことができるので便利です。
子どもを乗せるときのために、おもちゃなどを入れておくこともできます。
後席エアコン吹き出し口
後部座席の快適性を高める装備として重要なのが、エアコンの吹き出し口です。
XVでは残念ながら後部座席の中央にはエアコン吹き出し口はありません。
前席の下部からのみ送風されます。
ライバル車の上位グレードでは必ず付いている装備ですので、夏場や冬場の後部座席の快適性は他に比べて劣っているといえます。
USB
コンソールの裏面にタイプAとタイプCのUSB電源が1口ずつあり、充電環境は問題ありません。
また、シートベルトは、3席とも全て3点シートベルトとなっています。
リヤシートリマインダー(警告音)
後部座席に子供が取り残されたり、荷物の置き忘れを防ぐために、後部座席の確認を促す警報装置が装備されています。
後部座席のドアの開閉を行った場合、エンジンをONからOFFにすると警告音が鳴り、ディスプレイに警告が表示されるようになっています。
シートベルトの装着方法と外し方
後部座席真ん中のシートベルトの装着方法は次のとおりです。
①後部座席の右後ろの格納ホルダーからシートベルトを引き出す。
②右側の席と中央席の背もたれの間にあるガイドの中にシートベルトを通す。
③シートベルトにタングプレート(バックルと結合する金属の部分)が2つ付いているので、小さいタングプレートを体の右側の小さい穴のあいたバックルに装着する。
④大きいコネクターをお腹を包むようにまたがせて左側のバックルに差し込む。(通常の3点式シートベルトと同じ要領)
外すときは、逆の手順になりますが、体の右側の小さいタングプレートは普通のシートベルトと同じようにはバックルから引き抜けません。
小さいバックルの解除ボタンは、通常の解除ボタンと比べて細いため指で押すことができず、体の左側のバックルに装着していたタングプレートを赤い部分に差し込んで解除する必要があります。
チャイルドシート
チャイルドシートは次の3つの方法で装着することができます。
シートベルト
チャイルドシートにシートベルトを取り付ける一般的な方法です。
ベルトが捻じれないように注意して取り付ける必要があります。
後部座席の左右中央のどこでも取り付けることができます。
ISOFIXロアアンカレッジ
シートの付け根の左右に附属してある金具にチャイルドシートの金具を取り付ける方法です。
使わないときはカバーがしてあるので、カバーを外すことでチャイルドシートと連結する金具(ロアアンカレッジ)が見えるようになります。
後部座席の左右の席に1セットずつ準備されているので、チャイルドシートを2個まで取り付けることができます。
ISOFIXとは、シートベルトを使わずに、チャイルドシートと車の固定金具を連結させるだけの簡単な取り付け方法です。
テザーベルト
後部座席の裏にある金具(トップテザーアンカレッジ)にテザーベルトの金具を引っかけてチャイルドシートを固定する方法です。
インプレッサでは左右の席に装備されています。
テザーベルトは、ヘッドレストを上げて装着しますが、このとき、ベルトが捻じれないように注意する必要があります。
また、チャイルドシートを装着後にシートを調整するとテザーベルトが緩むため、シートを調整してからチャイルドシートを取り付ける必要があります。
リクライニングの倒し方
リクライニング
インプレッサの後部座席は、リクライニングの機能がありません。
乗り心地という点では、リクライニングできないのはあまりよくないですよね。
ですが、これはインプレッサに限ったことではなく、ライバル車のホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-30」、スバル「XV」もリクライニング機能が付いていません。
近いサイズでいえば、トヨタ「カローラクロス」のみ2段階のリクライニング機能が付いています。
シートアレンジ
後部座席は6:4の分割式となっており、中央のシートは右のシートと一緒に動くつくりとなっています。
倒し方は、ヘッドレストの横にある丸いノブを上に引くことで、前方にシートを倒すことができます。
フルフラットにはなりませんが、ライバル車と比較しても段差は少ない方です。
インプレッサの後部座席は狭い?広さとリクライニングの倒し方などを紹介まとめ
インプレッサの後部座席については次のとおりでした。
- インプレッサの後部座席は広い
- 背もたれの高さが短い
- ヘッドレストは小さく4人乗り向け
- 後部座席中央のシートベルトは後ろから装着
- リクライニング機能はない
- エアコン吹き出し口は前席の下部にある
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