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エクストレイルは日産が販売するミドルサイズSUVで、5人乗りと7人乗りがあります。
2022年7月にフルモデルチェンジが行われ現行は4代目のモデルとなっています。
口コミを見てみると、後部座席が広いといった意見が多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は日産エクストレイルの後部座席の広さから装備、リクライニングの方法などを紹介していきます。
- 後部座席の広さや乗り心地
- 後部座席の装備
- リクライニングの倒し方 など
広い?狭い?後部座席の口コミ
新型エクストレイルの後部座席の広さについて解説する前に、実際にどのような口コミがあるのか見てみます。
新型エクストレイル、youtubeで観るよりずっと精悍でソリッド感も⭕️ スムーズな加速、と聞くよりも乗ってみて初めてわかるストレスの無さ、軽さにときめく。後部座席がとても広くてくつろげた。早くこの車で旅に出たい!e-Pedalとauto holdの存在意味にも納得して大満足の試乗でした。HDMIは無かった😭 pic.twitter.com/xhho7Y5hv1
— ぽわ〜そん🐠 (@fish5th) August 20, 2022
新型エクストレイル 後部座席は広いね。
— メイ (@May_M22B) January 4, 2014
後部座席については、「広い」という口コミが多くありました。
新型エクストレイルの後部座席の広さ
実際の後部座席の広さをライバル車と比較してみましょう。
比較するのは、ボディサイズが同じぐらいの三菱「アウトランダー」、スバル「フォレスター」、レクサス「NX」、トヨタ「ハリアー」「RAV4」、ホンダ「CR-V」、マツダ「CX-5」「CX-60」の8車です。
ニースペース(前部座席との距離)と足元空間
ニースペースは、「後部座席に座ったときに前のシートと膝の間のスペースがこぶし何個分か」が目安にされることが多いため、こぶしの個数で比較します。
順位 | 車 | こぶしの数 | 全長(㎜) |
1位 | CR-V(5人乗り) | 3個 | 4,605 |
1位 | エクストレイル(5人乗り) | 3個 | 4,660 |
3位 | アウトランダー(5人乗り) | 2.5個 | 4,710 |
3位 | フォレスター | 2.5個 | 4,640 |
3位 | RAV4 | 2.5個 | 4,610 |
6位 | ハリアー | 2個 | 4,740 |
6位 | CX-60 | 2個 | 4,740 |
6位 | CX-5 | 2個 | 4,575 |
9位 | NX | 1.5個 | 4,660 |
1位はCR-V、エクストレイルの3個、3位はアウトランダー、フォレスター、RAV4の2.5個、6位はハリアー、CX-5及びCX-60の2個、9位はNXの1.5個となりました。
ライバル車と比べると、エクストレイルは前のシートとの空間が最も広いことがわかります。
全長で比べると中間ぐらいのサイズとなっています。
また、同率1位のCR-Vは全長が4,605㎜でエクストレイルより5.5cm短く、コンパクトながらかなり広いつくりになっていることがわかります。
そのほか、センタートンネルが低く、足元の空間をより広く感じることができます。
室内幅、室内高
次に、室内の横幅と高さをライバル車と比較してみてみます。
室内幅(㎜) | 室内高(㎜) | |||
アウトランダー(PHEV) | 1,505 | 9位 | 1,240 | 4位 |
エクストレイル | 1,540 | 4位 | 1,255 | 3位 |
レクサスNX | 1,520 | 6位 | 1,195 | 8位 |
フォレスター | 1,545 | 3位 | 1,275 | 1位 |
ハリアー | 1,520 | 6位 | 1,215 | 7位 |
RAV4 | 1,515 | 8位 | 1,230 | 5位 |
CR-V | 1,550 | 1位 | 1,230 | 5位 |
CX-5 | 1,540 | 4位 | 1,265 | 2位 |
CX-60 | 1,550 | 1位 | 1,215 | 7位 |
新型エクストレイルの室内幅は1,540㎜で、4番目の広さとなっています。
ライバル車の中では3人掛けをするには割と広い部類となっています。
室内高は1,255㎜(3位)で、最も低いレクサスNX(1,195㎜)と比べると6㎝高いことがわかります。
ライバル車と比べると、幅は平均ぐらい、高さには少し余裕があることがわかります。
最低地上高
次に、乗り降りに影響する最低地上高を見てみます。
順位 | 車 | 最低地上高(㎜) |
1位 | CX-60 | 180 |
2位 | レクサスNX | 185 |
3位 | ハリアー | 195 |
4位 | CR-V | 200 |
4位 | エクストレイル | 200 |
6位 | RAV4 | 205 |
7位 | CX-5 | 210 |
8位 | アウトランダー(PHEV) | 215 |
9位 | フォレスター | 220 |
最低地上高は、200㎜で4位となっており、平均的な高さとなっています。
一方で、リヤドアの開口角度は90度ほどあり、ライバル車と比べてもかなり開口角度が大きくなっています。
最低地上高は高いですが、リヤドアの開口部が広いため、総合的にはライバル車と同等の乗り降りのしやすさといえます。
エクストレイルの後部座席の乗り心地
シート
エクストレイルの後部座席は、3人掛けでドアからドアまでつながっているベンチシートとなっています。
中央のシートは、左右よりも若干高いですが、中央浮きはほとんどありません。
とはいえ、左右のシートと比べるとホールドが効かないことから、揺れや振動が直接体に伝わるので、乗り心地はあまりよくありません。
シートのメイン部分の種類は、エントリーグレードのSグレードとミドルグレードのXグレードでファブリック、上位グレードのGグレードは本革の中でも滑らかで耐久性に優れたナッパレザー(タン)が用いられています。
長距離の移動には滑りづらく姿勢が保持しやすい上位グレードが向いています。
布製のシートは、滑りやすく、その分力を入れて体を支える必要があるので、長距離の移動には向いていないですが、普段使いであれば十分な乗り心地の座席となっています。
また、シート自体の高さがあり、その分安定した乗り心地になっています。
布製シートの特徴
布製のシートは、夏場でもべたつかず、冬場は冷たくなりづらいなどのメリットがありますが、滑りやすい、飲み物どの水分を吸収しやすいといったデメリットがあります。(クロス、ファブリック、合成皮革(ポリウレタン)など)
本革シートの特徴
本革のシートは、水分を吸収しづらい、静電気が発生しないためホコリが溜まりづらいなどのメリットがありますが、夏場は熱く、冬場は冷たいなどのデメリットがあります。
ヘッドレスト
3人乗りを想定しているため、中央にもヘッドレストがありますが、かなり小さめで位置も低いため実際に頭を支える役割はあまり期待できません。
ライバル車と比べて、反発力があり、クッション性は低いです。
ヘッドレストは、安全装備以外にも、頭を寄りかからせることができるので、姿勢を楽に保つことができます。
軽視されがちな装備ですが、事故の際に頭をはげしく打ち付ける「むち打ち」を防ぐ重要な安全装備です。
窓のサイズ
窓が大きいと、空間が広く感じることができ、乗り心地も良く感じます。
その中でも最も後部座席の空間で大事なのはサイドガラスですが、エクストレイルのサイドガラスは大きく、縦の長さもあります。
また、上位グレードのGグレードでは、サンシェードが装備されており、後部座席の快適性が向上しています。
一方、クォーターガラスの大きさは控え目で、リアガラスは小さく視認性はあまりよくありません。
後部座席の装備
サンルーフ
パノラマルーフは室内を明るくし、開放感を得られるため、乗り心地に大きく影響する装備です。
エクストレイルは上位グレードのGグレードで電動スライドサンルーフを付けることができます。
反転装置も備えており安全性も確保されています。
サイズはかなり大きく、全席から後部座席にかけてあります。
リヤセンターアームレスト
後部座席の中央には、シート一体型のアームレストがあります。
シートそのものがアームレストになっているため、厚みが大きく、その分位置が高く使いづらいです。
サイズ感は丁度良いです。
エクストレイルのアームレストには、ドリンクホルダーが2つと小物入れが付いています。
ドリンクホルダー
センターアームレスト以外に、左右のドアポケットにもドリンクホルダーがあります。
ドアポケットのドリンクホルダーは上に広がる作りとなっており、斜めにドリンクを取り出したりすることができる仕様となっています。
後部座席だけで4つドリンクホルダーがあるので、3人掛けの場合はドアポケットを使うという使い分けができるようになっています。
後席エアコンとUSB
後部座席の快適性を高める装備として重要なのが、エアコンの吹き出し口です。
エクストレイルはセンターコンソール後部にエアコン吹き出し口が付いており(全車標準装備)、夏場や冬場でも、後部座席で快適に過ごすことが出来ます。
上位グレードのGグレードでは、後部座席も独立して温度調節ができるようになっています。
エアコンの下部には、シートヒーターの操作ボタンとUSB端子(AタイプとCタイプ各1個)が2つ装備されています。
シートヒーター
リアシートヒーターは、S、Xグレードを除き標準装備となっています。
3段階の温度調節が可能となっており、冬場でも快適に過ごすことができます。
操作ボタンはセンターコンソールのエアコン下部となっています。
リクライニングの倒し方とフラットにする方法
リクライニングとシート角度
エクストレイルは3段階のリクライニング機能があります。
ヘッドレストの横にレバーを引くことで角度を調節することができます。
もともとは110度ぐらいのシード角度となっており、そこから3段階で16度傾けることができます。
さらに、SUVの後部座席にはめずらしいシートのスライド機能があり、基本のシート位置から22㎝シートを動かすことができます。
リクライニングもシートスライドも2列車、3列車同じ仕様となっています。
フラットの状態
後部座席は6:4の分割式となっており、中央のシートは左側のシートと連動して動きます。
倒し方は、ヘッドレスト横のリクライニングレバーを上に引くことで、前方にシートを倒すことができます。
座席を倒すと、後部座席の背面が若干傾斜のある状態となり、フルフラットにはなりません。
フロアマット
エクストレイルの純正フロアマットはなんと3万6000円ほどします。
このエクストレイル用のフロアマットであれば、2万円で購入することができます。
品質もいいので、純正品を買うなら是非こちらをおすすめします。
新型エクストレイルの後部座席は狭い?広さとリクライニングの倒し方などを紹介まとめ
エクストレイルの後部座席の広さや乗り心地などについて紹介してきましたが、まとめると次のとおりです。
- ニースペースは最も広い
- ドアの開口角度はほぼ90度
- 長距離運転には上位モデルがおすすめ
- めずらしい後部座席のスライド機能あり
- 後部座席は4:2:4の分割式
エクストレイルをお得に買う方法
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